エアバス、食用油から製造した燃料で大西洋横断　初フライトはKLM便

食用油から製造したバイオ燃料で初の商業飛行を実施したKLMのエアバスA33-200 資料提供:Airbus

　今回の飛行は、ヨーロッパにおいて航空バイオ燃料の商業化を促進させる目的のITAKA（Initiative Towards sustAinable Kerosene for Aviation）プロジェクトの一環。バイオ燃料搭載初便はKLMオランダ航空のアムステルダム発アルバ行きKL767便で実施し、プロジェクトでは合計で長距離商業飛行を20回程度実施します。

　今回の商業飛行で使用されたバイオ燃料は食用油から製造した燃料を20％使用しており、エアバスによると、オランダ・アムステルダムのスキポール空港からオランダ領アルバ島へ10時間におよぶ最長飛行を行ったと発表しています。

　エアバスはこの商業飛行で集積した燃料システムやエンジン機能の分析に関するデータを従来の燃料と比較して、非石油由来のバイオ燃料使用に関する評価を行います。