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エアバス、A350 XWBに帝人グループの炭素繊維製品を搭載決定
炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板はA350 XWBのテスト機に搭載され、認定作業を行っていた製品。今回の採用により、東邦テナックスの欧州拠点であるドイツのToho Tenax Europe GmbHで製造され、A350 XWBの胴体構造部に搭載されます。
エアバスは現在、A350 XWBの各種飛行テストを実施中で、2014年の7月から9月までに型式証明の取得し、年内の初就航を目指しています。A350 XWB初号機はローンチカスタマーであるカタール航空(QTR)にA350-900が引き渡されます。
日本では日本航空(JAL)が2013年10月にA350-900を18機、A350-1000を13機の合計31機と、オプション契約として25機を発注済み。
東邦テナックスはエアバス社のA380型機の1次構造材用炭素繊維原糸をはじめ、A320、A330、A340型機向けに25年以上にわたり炭素繊維「テナックス」を供給しており、2010年にはエアバス・グループ(旧EADS)との間で、炭素繊維複合材を供給する15年契約を締結しています。