日本旅行、中間決算は6億円の最終赤字

日本旅行

日本旅行は8月27日、2021年12月期の中間決算(2021年1月〜6月)を発表した。

グループの売上総利益は139億5,100万円(前年同期比38.6%増)、営業損失は21億7,600万円、経常損失は5億4,100万円で、純損益は6億円の赤字だった。自己資本比率は11.5%に低下した。

日本旅行の個別業績は、売上高は354億円(同10.9%減)、売上総利益は123億6,100万円(同48.6%増)、営業利益は1億1,400万円、経常利益は1億3,300万円で、純損益は1億200万円の黒字だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言などの影響による旅行需要低迷の影響を大きく受けた。非旅行業分野の取り組みとして、各地域への誘客事業や経済対策事業の事務局業務や、ワクチン関連事業を多く受託した。

部門別売上高は、国内旅行は181億6,000万円(同32.8%減)、海外旅行は1億5,900万円(同98.3%減)、国際旅行(インバウンド)は1億8,100万円(同92.6%減)、付帯事業は168億9,800万円(同5.6%増)となった。