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JR東日本、三鷹こ線橋の撤去を決定 1929年設置、太宰治ゆかりの橋
JR東日本は、東京都三鷹市の中央本線にかかる三鷹こ線人道橋の撤去を決定した。
三鷹こ線人道橋は、旧三鷹電車庫建設に伴い当時の鉄道省が1929年に設置し、現在はJR東日本が維持管理。三鷹ゆかりの文学者太宰治が好んだ場所としても知られている。
同社では、公共的施設として管理されることがふさわしいとの見解から、市に無償譲渡の申し入れを行っていたが、三鷹こ線人道橋が現在の耐震性能基準を満たしておらず、大規模な改修やメンテナンスに多額の費用が必要となること、改修により文化的価値が文化的価値が損なわれる可能性が高いことから、市は譲渡受け入れを断念していた。
これに加え、三鷹こ線人道橋の代替施設として堀合地下道があることから、JR東日本は6月に撤去の方針を発表し、市もその判断を受け入れた形となる。
市は今後、JR東日本と連携し、こ線橋の一部を譲り受けて保存や映像・画像等での記録など、記憶と記録を残す取り組みを行っていくとしている。