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東武鉄道、SL大樹の客車に12系「展望車」を2両導入
東武鉄道は、12系客車をリニューアルした「展望車」を、SL大樹の客車として新たに導入する。
導入するのは、JR四国で活躍していた12系のオハテ12-1とオハテ12-2の2両。SLが活躍していた昭和30年代の客車をイメージして、大規模なリニューアルを実施し、開閉可能な側窓や、SL運行の煙や風を感じられる展望デッキ、ボックス席と大きなテーブル、カウンターやモニター・パンフレット台などを設けたフリースペースを備える。座席数は64席で、展望デッキのベンチは自由に利用できる。車両下部には車外向けのスピーカーを設置し、主に沿線でのおもてなしに対して感謝を伝えるツールとして、メロディホーンを鳴らすことができる。メロディー音源は栃木県出身のエレクトーン奏者で、とちぎ未来大使の倉沢大樹氏が作曲した、「SLが力強く走る様子」や「沿線から手を振ってくださる方へ」をテーマとする2曲を用意し、走行中に随時放送する。
オハテ12-1はぶどう色、オハテ12-2は青色の塗装で、それぞれ11月4日、同13日に導入する。今後は、ぶどう色客車編成と青色客車編成で運転することを予定しており、展望車はそれぞれ3両編成の中央に連結する。SL座席指定料金、DL座席指定料金は、現行料金から変更しない。
11月1日から30日まで、「12系展望車就役 記念乗車券」を、1セット1,000円で3,000セット販売する。また、展望車2両を含む客車4両で運行するDL大樹に乗車できる「DL大樹 展望車お披露目ツアー」を、10月17日と30日に開催する。