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ANA、787就航10周年 初号機と2号機で記念フライト
全日本空輸(ANA)は10月31日、ローンチカスタマーとして世界で初めて導入したボーイング787型機が11月1日に定期便就航10周年を迎えることに合わせ、羽田空港で記念イベントを開いた。
ANAは2004年4月、ボーイング787型機のローンチカスタマーとして50機を発注。2011年9月25日にアメリカ・エバレット工場で初号機(機体記号:JA801A)を受領した。同年10月26日には世界初の営業便として、東京/成田〜香港線のチャーターフライトを運航。同年11月1日の東京/羽田〜岡山線および東京/羽田〜広島線で定期便に初就航した。初号機と2号機(JA802A)は2017年まで、「サバ」とも呼ばれる特別塗装が施されていた。現在は787-8型機36機、787-9型機38機、787-10型機2機を保有しており、今年9月末時点の累計運航便数は国内線15.3万便、国際線15.9万便に上る。
定期便就航10周年を翌日に控えた10月31日、運航初日と同じ東京/羽田〜岡山・広島線で記念フライトが行われた。岡山行きNH653便には初号機、広島行きNH679便には2号機がアサインされ、羽田空港では出発ゲート前で機長や客室乗務員らのフォトセッションや、横断幕でのお見送りを実施。両便の利用客には記念品が配られた。
▲NH653便に乗務した塚本真巳機長(右)。家族が同便を利用した
NH653便を担当した塚本真巳機長は、2007年から約2年間ボーイングに出向し、運航乗務員として787型機の開発に携わった経験がある。初の営業フライトとなった東京/成田〜香港線のチャーター便も担当した。787型機について「エポックメイキング、ゲームチェンジャーと呼ばれ、この10年間で素晴らしい業績を残した」と評し、「経済性に優れ、今後の航空業界を支える機種だと信じている」と語った。