東武鉄道、「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアを運行

1720系スペーシア

東武鉄道は、1720系デラックスロマンスカーをイメージした、「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアを12月5日から運行する。

特急リバイバルカラー車両企画の第3弾として実施するもので、100系1編成をロイヤルベージュにロイヤルマルーンのラインを配した、暖色系のカラーリングに塗装する。

1720系デラックスロマンスカーは、1960年に日光線の特急列車として運行を開始。高級感の漂う暖色系の色調と、前頭部のボンネットタイプと呼ばれる独特なスタイルで当時の人気を博していた。車内設備にも工夫を凝らし、乗降口には折り戸式自動扉、車両間の貫通路には完全自動のマジックドア、座席にはシートピッチ1,100ミリのリクライニングシート、台車には空気ばねを採用し乗り心地にも配慮したほか、3両目にはジュークボックスを設置したサロンルームなどを設置していた。1991年8月に100系スペーシアに代わるまで運行していた。