エティハド航空、10都市への就航を予告 11月25日に発表
ZIPAIR Tokyo、東京/成田〜ロサンゼルス線開設 12月25日から週3便
ZIPAIR Tokyoは、東京/成田〜ロサンゼルス線を12月25日から週3便で開設すると発表した。格安航空会社(LCC)として、初の太平洋横断路線を展開する。
運航日は火・木・土曜の週3便。フルフラットとなる「ZIP Full-Flat」を18席、3-3-3配列でゆとりがある「Standard」272席の計290席を備えたボーイング787-8型機で運航する。ロサンゼルス国際空港では、トムブラッドレー国際線ターミナルに乗り入れる。デジタル証明書アプリ「VeriFLY」も導入し、渡航書類の確認をスムーズにできるようにする。
ロサンゼルスは在留邦人が世界最大の都市で、赴任や一時帰国需要のほか、アジアと北米間での旺盛な貨物需要にも対応する。発表会見で西田真吾社長は、「ロサンゼルスは一丁目一番地。コロナ禍では人流部分が従前よりかなり減っているのは事実。入国規制の緩和や水際対策の見直しが一定程度進んでいる。ポストコロナ、アフターコロナには相当な人の行き来が見込める。1機相当を投入するが、物流の一翼を担いたい」と話した。3機目のボーイング787-8型機を客室改修の上、運航を開始する計画だという。
西田社長は、「フルサービスキャリアしか乗り入れていない路線で、別の選択肢を提供するという思いがこもった路線。年末年始の一時帰国のタイミングで選択肢を提供するのが我々の狙いの一つ」と意気込んだ。年度内は売上のうち、旅客が2割、貨物が8割を占める見通しで、需要動向に応じて、デイリー運航に増便する考え。2022年3月ごろには4号機を導入することを計画している。
足元の需要は、10月は9月と比べて2.5倍、11月は10月の2.5倍に増加しているという。バンコクやソウルの水際対策見直しにより、入国可能者の隔離が一定の条件のもとで緩和されたことが要因だという。
片道運賃は、「ZIP Full-Flat Value」が88,000円もしくは875米ドルから、「Standard Value」が27,500円もしくは225米ドルから、6歳以下を対象とした「U6 Standard Value」は10,000円もしくは91米ドルの定額。いずれも空港使用料や諸税は別途必要となる。航空券の販売は11月12日正午から開始する。
ZIPAIR Tokyoは、2018年7月に設立。2020年6月に運航を開始し、東京/成田〜バンコク・ソウル/仁川・ホノルル・シンガポール線の4路線を運航しているほか、台北/桃園への就航も計画している。いずれも親会社の日本航空(JAL)から導入したボーイング787-8型機3機を保有している。
■ダイヤ
ZG24 東京/成田(14:45)〜ロサンゼルス(07:30)/火・木・土(12月25日〜30日)
ZG24 東京/成田(14:45)〜ロサンゼルス(07:40)/火・木・土(12月31日〜3月14日)
ZG24 東京/成田(14:45)〜ロサンゼルス(08:40)/火・木・土(3月15日〜26日)
ZG23 ロサンゼルス(09:30)〜東京/成田(14:25+1)/火・木・土(12月25日〜30日)
ZG23 ロサンゼルス(09:40)〜東京/成田(14:25+1)/火・木・土(12月31日〜3月14日)
ZG23 ロサンゼルス(10:40)〜東京/成田(14:25+1)/火・木・土(3月14日〜26日)