JR東日本とJALら、都心でドローンの料理配達実験 コロナ後の物流ビジネスモデル検討

JR東日本、日本航空(JAL)など5社は、ドローンによる都心でのフードデリバリーの実証実験を11月20日に実施する。

東京・港区の複合施設「ウォーターズ竹芝」の4階テラスから、同施設広場までの約50メートルおよび隣接する浜離宮までの約700メートルに飛行ルートを設定し、ドローンの自律飛行により料理を運ぶ実証実験。配送スピードやエンターテイメント性を検証する。ドローンはACSLの「ACSL-PF2」で、2.75キロの荷物を載せて秒速10メートルで水平飛行できる。

JR東日本、JALらは2020年、都内におけるドローン物流の社会実装に向けた取り組みを開始。アフターコロナでの物流変革を見据え、薬局・病院等への医薬品の配送や、駅周辺でのフードデリバリー、巡回警備など、ドローンサービスに関するビジネスモデルを検討している。JR東日本はフードデリバリーサービスのビジネスモデル構築など、JALは安全管理やフィージビリティ(実現可能性)評価などを担う。