グリーンズ、2022年6月期第1四半期決算は14億1,200万円の最終赤字 債務超過解消へ

グリーンズ

グリーンズは、2022年6月期第1四半期の決算を発表した。純損益は14億1,200万円の赤字だった。

売上高は51億900万円(前年同期比44.1%増)、営業損失は14億400万円だった。期末時点での自己資本比率はマイナス23%で、43億8,600万円の債務超過となっている。

DBJ飲食・宿泊支援ファンド投資事業有限責任組合と近畿中部広域復興支援投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資を10月に実施しており、債務超過は解消した。既存契約の借り換えなど、175億円のシンジケートローンや5億円の資本的劣後ローン契約により、貸付極度額は115億円あることから、当面の資金繰りリスクはないとしている。

宿泊特化型ホテルのチョイスホテルズ事業では、2020年7月以降、石垣や松山など9軒のホテルを新規開業している。デイユースなどの短時間利用、長期滞在ニーズの取り込みにより、客室稼働率は64.6%(同12.8%増)、客室単価は5,766円(同8.2%増)となった。

宴会場などを併設したグリーンホテル事業では、2020年11月以降、神戸と髙山で新たなホテルを開業。各地域でのイベント中止による、宿泊や会議、宴会などの需要低下により、客室稼働率は58.1%(同13.3%増)、客室単価は5,052円(同0.3%減)となった。