エボラブルアジア、シリコンバレーのFenox VCから総額6.3億円の資金調達

エボラブルアジア

アメリカ・シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタル、Fenox Venture Capital(Fenox VC)は、オンライントラベル事業やオフショア開発を手掛けるエボラブルアジアの総額6.3億円の第三者割当増資と株式譲渡を引き受けたと発表した。

エボラブルアジアは、「TRIPSTAR(トリップスター)」や「空旅.com」「旅WEB」などのほか、エイチ・アイ・エスやアスクル、T-TRAVELなどへのOEM提供を行っている。また、ベトナムのホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を持つ、日系最大のITオフショア開発も行っている。

Fenox VC共同代表パートナー兼CEOのアニス・ウッザマン氏は、「エボラブルアジアが主な事業とするオンライン旅行業、オフショア開発事業はいずれも急速に成長している市場であり、海外からの旅行者を迎えるインバウンド観光はさらなる成長が見込まれますし、労働人口が減少する日本において今後オフショア開発の需要はさらに高まっていくと考えている。Fenox VCはインドネシア、シンガポール、バングラデシュと拠点を持っているので、さらにオフショア開発の拠点を拡大するサポートもできると考えていますし、アメリカの企業も顧客として紹介していきますので、日系ではなくグローバルでも競争力のあるITオフショア開発会社を目指してほしいと思う。」とコメント。

また、エボラブルアジア代表取締役社長の吉村英毅氏は、「エボラブルアジアはこれまでに国内旅行券の取扱高では業界最大手となっており、Fenox VCとパートナーシップを結ぶことでグローバル市場へのアクセスを手に入れ、エボラブルアジアを次のステップに進めるのに適切なタイミングだと考えている。Fenox VCはシリコンバレーを拠点としながら日本のスタートアップやその文化を理解し、同時にグローバル市場での経験を持つベンチャーキャピタルとなる。エボラブルアジアがグローバル市場へ展開し、成長するためにFenox VCの経験は大きなサポートになると思いますので、これからFenoxVCのチームと働けることを楽しみにしている。」

Fenox VCは、2015年に発表した今後3年から5年で日本企業へ200億円を投資するという計画に基づいて積極的に投資を行っており、既に今年8月に東証マザーズに上場したメタップスや、アイアンドシー・クルーズ、ZUU、マネーフォワード等への投資を行っている。

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