ユナイテッド航空も距離に応じたマイル積算廃止へ　14年3月より

ユナイテッド航空、2015年3月よりマイレージサービスを改定 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

　実際に搭乗した際に付与されるフライトマイルについて、現行のマイレージサービスでは飛行距離や予約クラス等に応じてマイルが貯まりますが、これを改定。2015年3月以降のフライトは航空券の価格に、ユナイテッド航空の会員ステータスに応じた数字を乗じてマイルを付与します。

　1ドルあたりのマイル積算数は一般会員の場合、5マイル。プレミアステータス会員はさらにマイルが多くたまり、プレミアシルバーは1ドルにつき7マイル、プレミアゴールドは8マイル、プレミアプラチナは9マイル、プレミア1Kは11マイル。

　マイル積算の目安として、成田－ニューヨーク間の往復運賃を一般会員が1160USドル（約11万8600円）で購入した場合、現在の飛行距離ベースでは13,490マイル。新制度では5,800マイルとなり、現在よりも積算数が低下します。

デルタ航空もユナイテッド航空と同様のマイル積算モデルを導入する Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

　この新制度はユナイテッド航空のほか、ユナイテッド・エクスプレス運航のフライトにも適用します。
　
　運賃額に応じてマイルを付与する積算モデルは、LCC（格安航空会社）のジェットブルー航空（JBU）、ヴァージン・アメリカ航空（VRD）、サウスウェスト航空（SWA）がすでに導入しており、デルタ航空（DAL）も航空運賃と会員ステータスに応じたマイル積算制度を2015年1月より導入します。