アエロフロート系LCC「ドブロリョート」、初の営業飛行はクリミアへ

ドブロリョート

LCC(格安航空会社)、ドブロリョートの公式ウェブサイト

 アエロフロート・ロシア航空(AFL)の子会社で、ロシア・モスクワを拠点とするLCC(格安航空会社)のDobrolet(ドブロリョート・DOB)は6月11日に運航を開始しました。

 初の営業飛行はモスクワのシェレメーチエヴォからクリミアにあるシンフェロポリへのフライト。シェレメチェボ国際空港で行われた就航記念セレモニーでは、ロシア運輸産業の上級管理者でアエロフロート・ロシア航空のトップ経営者でもあるドミトリー・メドベージェフ首相も列席しました。

 シンフェロポリはドブロリョート初の主要目的地であり、クリミアとロシアの他の地域とを毎日4便を運航するほか、8月にはサンクトペテルブルク、サマーラへ、2016年には欧州への就航も計画しています。

 ドブロリョートが使用する運航機材は189席仕様のボーイング737-800NG。今後は2014年末までに8機、2018年には40機導入し、運航路線は年間1000万人が利用する45路線まで拡大する予定です。

 ブランド名の「Dobrolet(ドブロリョート)」は、親会社であるアエロフロート・ロシア航空の前身企業だった「JSC Dobrolet」にちなんで命名されました。