大分・宮崎で震度5強 在来線一部運転見合わせ、九州新幹線は徐行

1月22日午前1時8分頃、日向灘を震源とするマグニチュード6.6の地震があり、大分県と宮崎県で最大震度5強の揺れを観測した。JR九州は、22日始発から大分県や宮崎県の在来線を中心に運転を見合わせ、九州新幹線も一部区間で速度を落として運転することにしている。

気象庁によれば、22日午前1時8分頃、日向灘を震源とする地震があり、大分県の大分市、佐伯市、竹田市、宮崎県の延岡市と高千穂町で最大震度5強を、高知県や大分県、宮崎県で震度5弱の揺れを観測した。この地震の震度の情報がわかっていない地点がある。この地震による津波の心配はない。震源付近では地震後、震度1以上の地震が続いて発生している。

JR九州によれば、地震の影響で、22日の始発から運転を見合わせる区間がある。運転を見合わせるのは、日豊本線の柳ヶ浦〜高鍋駅間、豊肥本線の肥後大津〜大分駅間、久大本線の日田〜大分駅間。九州新幹線は、始発から熊本〜新八代駅間で速度を落として運転するため、遅れが発生する。

特急列車は、博多〜大分・佐伯駅間の「ソニック」、博多・大分〜宮崎空港駅間の「にちりん」、延岡〜宮崎空港駅間の「ひゅうが」が始発から運転を見合わせる。中津駅発のソニック202号は運転する。久大本線を通る「ゆふいんの森」、「ゆふ」、「或る列車」と、豊肥本線を通る「九州横断特急」、「あそ」、「あそぼーい!」は、22日終日の運休を決めた。

また、JR四国によれば、予土線は宇和島〜江川崎駅間で始発から運転を見合わせている。予讃線は松山〜宇和島駅間で、一部列車に運休が生じている。松山〜宇和島駅間の特急「宇和海」が、始発の1往復の運休を決めた。(画像:気象庁)