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ベルーガ、大型貨物の輸送に特化へ 新型機導入に伴い
エアバスは、エアバスA300-600ST型機(通称:ベルーガST)で大型貨物の輸送サービスを開始した。
これまで、5機を使ってヨーロッパ間で航空部品を輸送していたものの、新型機「ベルーガXL」の導入に伴い、輸送業務から外れることが決まっている。一方で、耐用年数に達するまでには充分な期間が残されていることから、新サービスの導入を決めた。
「ベルーガ」は長年に渡って、産業機械や宇宙衛星の完成品など、機体部品の輸送とは関係がない大型貨物の輸送を依頼されることが多くあったという。ベルーガには、幅7.1メートル、高さ6.7メートルの大型貨物を収容できる。旧型機は今後、契約を結ぶ顧客の依頼による、こうのような貨物輸送に特化する。
2021年12月には、3号機がエアバス・ヘリコプターズの製造拠点であるフランスのマリニャーヌから、ワルシャワ、ノヴォシビルスク、ソウルで給油した後に、神戸へヘリコプターを空輸した。ローダーブレードを折りたたむだけで、ヘリコプターを分解することなく収容できたという。
まずは、エア・トランスポート・インターナショナルが自社の乗員で運航を行い、「ベルーガXL」の全機導入後、新たな子会社に引き渡され、運航することを計画している。また、ADS-Bを備えた新世代の飛行管理システム(FMS)の導入も予定している。