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伊豆急行は、4月下旬のデビューを予定している3000系のデザインを決定した。
全体に施したのは、ハワイ語でウミガメを意味する「ホヌ」柄。伊豆急開業60周年を記念し、開業以来の伊豆急のキーワード「ハワイアン」のイメージを生かすデザインとした。観光路線を走るにあたり、利用客が少しでも非日常を味わえるよう、あえて電車らしくないデザインにしようと考えたという。デザイン内にはウミガメやイルカなどの定番柄に加え、伊豆ならではのシークレットキャラクターを配置している。
側面は観光向け車両「リゾート21」の伝統色にならい、海側には赤、山側には青色のラッピングを施した。正面のデザインは伊東方が青色、下田方が赤色で、車両下部のスカートにも配色している。
愛称はハワイの挨拶にちなんで「アロハ電車」とした。伊豆急行によると、“ALOHA”には愛情や思いやり、共感などの意味があるといい、「これからも変わることなく、伊豆を訪れる方や伊豆に住まう方を心からおもてなししていく」という思いを込めたという。
3000系は、JR東日本の内房線などで運用されていた209系2100番台の改造車。4両1編成として2編成導入し、4月下旬の運行開始を予定している。具体的な運行開始日や時刻、見学会などについては後日発表する。