ANA、欧州線の南回り継続 フランクフルト行きはウィーンで給油、所要時間18時間

ANA JA834A 787-8

全日本空輸(ANA)は、3月16日から26日にかけてのヨーロッパ線の運航計画を発表した。引き続き、ロシア領空を避け、中央アジアを経由する「南回り」で運航する。

旅客便は、東京/羽田〜フランクフルト線を3月17日・21日を除く1日1便(3月20日・22日・25日現地発は2便)、東京/成田発フランクフルト行きを3月17日の1便、東京/成田〜ブリュッセル線を水・土曜の週2便、フランクフルト発名古屋/中部行きを3月17日の1便、フランクフルト発大阪/関西行きを3月21日の1便運航する。

貨物便は、東京/羽田発フランクフルト行きを3月20日・21日・25日、東京/成田〜ブリュッセル線を水・土曜を除く週5便、東京/成田〜ウィーン線を1往復運航する。

東京/羽田・東京/成田発フランクフルト行きでは3月17日以降、ウィーンで途中給油する。本来は1日2便を運航しているものの、便数が限られ、ロンドンやパリ線は欠航となっている中で、旅客や貨物の輸送を最大化するため、定期便が就航しているウィーンでの給油を決めた。乗客の降機はできない。

3月18日の東京/羽田発ウィーン経由フランクフルト行きは、ANA1923便として東京/羽田を午前8時55分に出発し、ウィーンに同日午後3時55分に到着。給油の後にANA1925便としてウィーンを午後5時40分に出発し、フランクフルトに午後7時15分に到着する。所要時間は18時間20分となる。

欠航便は旅客便44便、貨物便8便の計52便で、予約者数は約2,330名だった。