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修学旅行も本格再開へ 東海道新幹線の東京駅で3年ぶりに出発式
国内旅行需要が徐々に回復し、駅や空港が賑わいを取り戻す中、東京駅では5月7日、新幹線の専用列車で修学旅行に行く関東の中学校の出発式が3年ぶりに開かれた。
茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉の関東5県の公立中学校の修学旅行の輸送計画を統括する関東地区公立中学校修学旅行委員会(関修委)が、旧国鉄時代の1965年から実施しているもの。2020年度と2021年度の出発式は新型コロナウイルスの影響で中止となっていたため、2019年以来3年ぶりの開催となった。
この日は千葉県の公立中学校6校の生徒861名が、午前7時48分に東京駅を出発する東海道新幹線の専用列車で関西方面に向かった。出発式では各校の代表生徒がJR東海のスタッフに花束を手渡し、生徒には記念品が贈呈された。JR東海の小笠原均東京駅長は生徒に向けて、「旅先で美しいものを見たり、歴史や文化に触れたり、地元の人と交流したりすることは、リモート学習では難しかったのではないか。修学旅行でそうした体験を通じて一生忘れない思い出をつくってほしい。そして東海道新幹線の乗り心地やサービスも思い出に加えてほしい」とあいさつし、専用列車の出発を見送った。
関修委によると、2022年度は関東5県の公立中学校748校の108,636名が東海道新幹線で修学旅行に行くという。