アパグループ、新5か年計画「AIM5」始動 DX化推進

アパホテル〈近鉄奈良駅前〉

アパグループは、新5か年計画「AIM5(エイム・ファイブ)~APA Innovative Movement」を始動した。4月に新体制に移行したことに伴い、元谷一志CEOを中心とした組織型経営に発展させる。

アパグループは、創業者で会長の元谷外志雄氏によるトップダウン経営だったものの、新体制では、社内情報ツールを活用しながら知を結集し、需要動向の変化やデジタルトランスフォーメーション(DX)化に代表される技術革新の波を捉え、持続的な経営基盤の確立を目指す。

ホテル事業では、エリア特性を考慮した出店エリアのマネジメントを行い、フランチャイズの拡大を強化。公式ウェブサイト・アプリ「アパ直」をオンライン旅行代理店(OTA)化し、ネットワークを強化する。北米大都市圏でのコースとホテルブランドも拡大する。ブランドの品質を統一し、地産地消をテーマとした朝食で選ばれるホテルを目指す。多言語対応も標準化し、DX化を推進する。

これらの取り組みにより、2027年11月期のグループ連結売上高2,000億円、経常利益450億円を目指す。ホテル事業では2027年3月末でネットワークで15万室を目標とする。