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大井町「大変貌」への布石 京浜東北線を止めた線路切替工事
JR東海は、東海道新幹線の降雪時などのブレーキ性能向上を目的とした新たな試験装置を、愛知県の小牧研究施設に設置した。6月から試運転を始め、2022年3月から本格稼働させる。導入費用は約28億円。
寒冷な雨や雪の降る環境を模擬した状態で、レールに見立てた軌条輪と車輪とを接触させて回転させ、ブレーキの試験を繰り返し行うことにより、様々な気象条件下でのブレーキ性能向上をめざす。零下20度の寒冷な環境を再現できる試験部で最適なブレーキ力の制御手法を見出すとともに、ブレーキ部品の改良につなげ、実際の台車やブレーキ装置を用いて検証する。
このほか同装置を用いて、車両への着雪を減らすための構造改良や、雪落とし作業を機械化する開発に取り組むという。