ATR、次世代リージョナルジェット「EVO」開発へ SAF100%使用可能

ATRは、次世代リージョナルジェット機「EVO」の開発を2023年までに開始する。

「EVO」は現行のATR42型機などと同様の双発ターボプロップ機で、新型プロペラや改良型の客室・システムなどのエコデザインを採用。従来より軽量なバイオ素材を多く使用し、使用燃料と整備費をそれぞれ20%削減できるという。また、二酸化炭素の排出量を大幅削減できる「持続可能な航空燃料(SAF)」を100%使用できる。

同社のステファノ・ボルトリCEOは、「EVOが市場に導入されれば、航空業界における脱炭素社会の実現に向けた道を切り拓くことになる」と述べた。同社は今後数か月の間に、航空会社やエンジンメーカー、システムプロバイダーと連携を図り、2023年までに開発計画を開始することを目指すという。