ジェットスター航空、エアバスA321LR型機の初号機を公開 日本仕様との違いも

ジェットスター航空は、7月後半にも受領を予定しているエアバスA321LR型機の初号機を、ドイツのハンブルクにあるエアバスの最終組立工場で公開した。

機体底部と尾翼がオレンジの新塗装で、ジェットスター・ジャパンが6月に受領した機体と同様の塗装を施している。日本向け仕様と座席は同一のレカロ製BL3710であるものの、ギャレーの仕様が異なることから、座席数は232席と日本向けより6席少ない。また、機内持ち込み手荷物が多いことを考慮し、頭上の荷物棚も40%大型化している。

オーストラリア国内線のほか、メルボルン、シドニーとバリを結ぶ路線に投入する。ボーイング787-8型機を投入していた人気路線で、投入機材の最適化を図る。ジェットスター航空では、18機のエアバスA321LR型機を発注。配備拠点は受領に応じて順次拡大していく計画で、まずはメルボルンから開始し、シドニーとブリスベンへの配備を想定しているという。