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トリップアドバイザー、世界中の旅行者の口コミから選ぶ「トラベラーズチョイスホテルアワード2016」を発表
トリップアドバイザーは、世界中の旅行者からの口コミ評価が高かった宿泊施設のランキング化した「トラベラーズチョイスホテルアワード2016」を発表した。
14回目の発表となる今年は、「ベストホテル」「旅館(B&B、イン)」「サービス」「ベストバリュー」「ラグジュアリー」「小規模ホテル」の6部門で、トリップアドバイザーに登録されている世界95万を超える宿泊施設から7,028軒が選ばれた。日本では、3万を超える登録施設から119軒が「トラベラーズチョイスホテルアワード2016」に選定された。受賞施設が多かった都道府県上位5位は東京都(21軒)、長野県(18軒)、大阪府(10軒)、京都府(9軒)、北海道(8軒)となっている。
同社チーフ・マーケティング・オフィサーのバーバラ・メッシング氏は、「世界中の受賞施設の皆様、おめでとうございます!旅行に行かれる方々は、トリップアドバイザーのコミュニティメンバーから高く評価されているトラベラーズチョイスホテルアワードホテルを予約すれば、最高の経験ができること間違いありません。」とコメントしている。
今年、世界の「ベストホテル」部門の1位に輝いたのは、インドの西部ラージャスターン州ジョードプルにある「ウメイド・バワン・パレス」。鮮やかな青い建物とタール砂漠が美しいコントラストを織り成す砂漠の街ジョードプルは、別名「ブルーシティー」と呼ばれ、旅行者に人気の歴史ある街。「ウメイド・バワン・パレス」は、この街のマハラジャ(領主)が作った宮殿で、建物の半分はホテルとして運営されているが、今でもホテル内にマハラジャ一家が住んでいる。旅行者からは「一度は泊まってみたいと思っていた宮殿ホテルとなる。その豪華さ、大きさはもちろんのこと、広々としたお庭もとても魅力的。」といった口コミが寄せられた。
日本の「ベストホテル」部門の1位には、「ザ・リッツ・カールトン京都」が選ばれた。「ベストホテル」部門1位の他に、「ラグジュアリー」部門で7位、「サービス」部門でも10位に選ばれている。「元々老舗旅館だったところを改装して出来たリッツカールトン京都は、大阪のリッツとは全く違った京都らしい雰囲気が漂っている。館内はとてもゆったりした時間が流れている感じがします。」と口コミにもあるように、和を融合したモダンでおしゃれな雰囲気が人気の理由。「スタッフは皆若く、まだまだ洗練されていない感はありますが、一生懸命でした。心遣いは、大変素晴らしく、 大ファンになってした。」と、スタッフのまごころをこめた心遣いも人気を高めている要因のようだ。
「旅館」部門では5年連続で「料理旅館 白梅」が1位に選ばれ、根強い人気を誇っていることが証明された。この旅館は、昨年12月に発表された「外国人に人気の日本のホテルと旅館2015」でも1位を獲得している。「京都へ行く目的にしても良い旅館となる。ここに泊まっただけで、京都に来た、という実感が味わえます。」と、京都ならではの雰囲気を味わえることで日本の旅行客からも根強い人気を得ている。特にこの旅館のおもてなしは「絶妙な接客」と言われ、「予約の段階から、とても良い印象でした。桜の時期と、高齢の父の体調との両睨みで、3回も予約の変更をお願いしましたが、その都度気持ちよく対応してくれました。もちろん、滞在中の接客も申し分ないものでした。料理がおいしいのはもちろんですが、一品一品が出てくる「間」もちょうどよくて、普段は食が細い父もほとんど残さず食べていました。」と、リピーターも非常に多く、訪れる全ての人がくつろげる宿のようだ。
日本の「サービス」と「ラグジュアリー」部門両方の1位を獲得したのは、「マンダリンオリエンタル東京」。「ハード、ソフトともに最高。どのスタッフも誇りをもってきびきびと対応していて素晴らしい。」というように、ハードとソフト双方が最高レベルのホテルとして高く評価されている。スタッフの方々の行き届いた接客、部屋の造りや眺め、質の高いバー、落ち着いたくつろげるスパトリートメントなど、心身ともに癒されるには最高の場所のようだ。特に「スタッフのサービスレベルは東京のホテルの中では最高級」と、スタッフのサービスについての口コミは多く、「さすが唯一の6星級」という書き込みも多く見られた。