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キャセイパシフィック航空、6月の搭乗率は67% サーキットブレーカー停止を歓迎
キャセイパシフィック航空は、香港政府が7月7日からサーキットブレーカー制度を停止したことを歓迎した。ハブ空港とネットワークの再構築に向けて、引き続き積極的に便数を拡大していくとしている。
サーキットブレーカー制度は、1便から規定以上の新型コロナウイルスの陽性者が見つかった場合、一定期間運航を停止する措置。さらに、到着後の指定ホテルでの検疫期間の短縮も検討しているとされている。
6月には5月と比べ、旅客便の運航能力は約170%増加させた一方で、感染拡大前の約11%の水準に留まっている。搭乗率は67%に上昇し、1日平均5,000人以上が利用した。特に中国本土発、イギリス〜オーストラリア間、アメリカ〜フィリピン間の需要が増加したほか、香港行きの学生旅行需要の拡大によってイギリス発の搭乗率は93%となった。
5月の渡航制限や検疫の調整によって、キャッシュパフォーマンスは改善しており、営業キャッシュバーンにプラスの影響を与えている。現時点での規制が続いた場合、年末までに新型コロナウイルスの感染拡大前の4分の1程度の旅客便の運航が可能となる見通し。今後数カ月間は、旅行マインドの改善が続くことを予想している。
また、貨物便もピークシーズンに入ることから、需要が増加することを予想しており、年度末には同じく約65%程度にまで運航能力の回復を目標としている。