JAL、最終赤字195億円　22年4月〜6月

JALグループは、2023年3月期第1四半期（2022年4月〜6月）の業績を発表した。

売上収益は2,688億円、営業費用は3,030億円で、財務・法人所得税前損失（EBIT）は275億円、純損益は195億円の赤字だった。

売上収益の内訳は、フルサービスキャリアの国際旅客収入が624億円、フルサービスキャリアの国内旅客収入が880億円、貨物郵便収入が653億円、フルサービスキャリアのその他の収入が26億円、LCCが33億円、マイル・ライフ・インフラ等が70億円だった。いずれも前年同期比では増加したものの、2019年同期比では貨物郵便収入を除いて減少した。営業費用の内訳は、燃油費が698億円、燃油費以外が2,331億円となった。

航空旅客需要は、ワクチン接種の進展や新たな行動様式が定着したことで回復基調となった。国際線では世界的な出入国制限の緩和や撤廃などにより海外出張再開の動きがみられているほか、国内線でも行動制限が全面解除されたことで、首都圏発を中心に順調に回復した。貨物需要も堅調だった。

通期業績予想は据え置き、EBIT800億円の業績目標の達成に向けて努力するとしている。