チャンギ国際空港、出発客の空港利用料を11月引き上げ

チャンギ国際空港

チャンギ・エアポート・グループは、シンガポールのチャンギ国際空港の出発客に課している、旅客サービス・保安料(PSSF)、航空徴収金(AL)を11月1日から引き上げる。

旅客サービス・保安料は40.40シンガポールドルとなり、現在より5シンガポールドル引き上げる。2023年4月には43.40シンガポールドル、2024年4月には46.40シンガポールドルに引き上げられる。航空徴収金は9シンガポールドルとなり、現在より1.90シンガポールドル引き上げる。2023年、2024年は据え置きとなる。

2018年に、段階的に引き上げる計画を発表していたものの、新型コロナウイルスの流行に伴い、2021年と2022年に予定していた値上げを中止し、2020年4月から据え置いている。また、全便の着陸・駐機・エアロブリッジ(LPA)料金も、11月に2%、2023年4月と2024年4月にそれぞれ1%ずつ引き上げる。

チャンギ・エアポート・グループでは、世界の航空ハブとしてのシンガポールの地位を再構築するのに伴い、拡大が見込まれる航空ハブ開発および規制機能に充当されるとしている。