マレーシア航空、ヨーロッパ線で利用者の預け入れ荷物を拒否 向かい風強く

マレーシア航空

マレーシア航空は、クアラルンプールとアムステルダム・パリを結ぶ路線で、向かい風が強いことを理由に利用者からの預け入れ手荷物の受け入れを、1月5日と6日の2日間にわたって制限したことがわかった。利用者へは後続便で荷物を運搬した。

マレーシア航空は「200ノットを超える向かい風で、使用するボーイング777−200型機では15%余計に燃料が必要であることや、安全上の理由から遠回りするルートを飛行する」ことを理由に挙げた。通常は利用者数を制限するか、使用機材を変更することで対応するため、このような荷物の大規模な受け入れ制限はあまり前例がない。

1月5日まではサウジアラビアとエジプト上空を通過する遠回りとなるルートを飛行していたものの、1月6日以降はイランとトルコ上空を飛行する効率的なルートの飛行ができるようになり、受託手荷物の受け入れ制限は7日以降は行われていない。

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