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「全国旅行支援」、早速予約してみた! 低価格帯ホテルで”実質0円”も夢じゃない【コラム】
10月11日、待ちに待った「全国旅行支援」の予約が開始された(東京都を除く)。「Go To トラベルキャンペーン」が全国で停止されたのが2020年12月。1年と10か月を経て、ようやく全国向けの観光支援が再開された形となった。
この記事では、「Go To トラベルキャンペーン」との違いなども踏まえながら、「全国旅行支援」を利用した予約を実際に行う様子をお伝えする。
全国旅行支援をおさらい
「全国旅行支援」では、10月11日から12月下旬までの期間を対象として、旅行代金を40%割引する。上限額は、交通付商品が8,000円。それ以外が5,000円。クーポン券は平日3,000円・休日1,000円を進呈する。割引後の金額よりもクーポン額が高くなる”逆ザヤ現象”が起きないよう、平日5,000円・休日2,000円の最低金額の設定や、一部の県ではクーポン金額の調整が行われている。
「Go To トラベルキャンペーン」では、旅行代金の35%を割り引き、15%を地域共通クーポンで進呈していた。上限は1人1泊あたり20,000円、日帰り旅行は10,000円。「全国旅行支援」の方が割引額が少ないことはもちろん、注目したいのはクーポンが定額になった点である。ビジネスホテルなどの低価格帯では、旅行代金に占める割引額が大きく、旨味がある。
筆者が狙うは5,000円のビジネスホテル
一番に実質割引率が高いのは、平日利用かつ、旅行代金が1人1泊あたり5,000円の場合となる。筆者は学生で、平日に時間も取れるため、それなら1人1泊あたり5,000円のビジネスホテルを狙ってみよう、と考えた。
なお今回は、11日午前0時から、多くの都道府県で受付を開始していた「じゃらんnet」を使って予約を行うこととした。他サイトは、午前9時から、正午からといったように、多少遅れてのスタートとなる。「じゃらんnet」では、全国旅行支援の特設サイトを用意しており、日程や予算など条件を指定して検索できる。県民割のように、クーポンの取得などの必要はない。
試しに、10月某日から平日3泊、大人1人、北海道札幌エリア、予算は5,000円から6,000円で検索してみると、42軒の宿が表示された。流石にこの価格帯では素泊まりが多いが、1泊5,980円で朝食付き、5,500円で朝食付きといったホテルも見られる。
今回、筆者は「ホテルリブマックスPREMIUM札幌大通公園」を選択した。宿泊料金は、1泊目と2泊目が5,050円、3泊目が金曜だったので若干高めの6,175円の計16,275円。「じゃらんnet」では、期間限定で全宿泊施設で使えるクーポンを配布しており、1,000円引きになった。ここからさらに、「全国旅行支援」で6,110円が割り引かれ、支払い金額は9,165円となる。
平日3泊のため、地域クーポンは3,000円×3枚で9,000円分付与される。そのため、実質165円。クーポンは飲食店等で利用でき、観光となれば必然的に飲食店を利用するため、消化に困ることはないのではないだろうか。札幌に3泊して、しかもホテルは大浴場・サウナ付き、実質165円。この破壊力が分かっていただけただろうか。
さいごに
今回はじゃらんnetを利用したが、他サイトでも順次発売を開始している。一例として、クラブツーリズムでは11日午前0時から、ゆこゆこでは11日午前11時から、近畿日本ツーリストでは11日正午から、楽天トラベルでは11日午前10時から、Yahoo!トラベルでは11日午前9時から、HISでは14日正午から開始する。複数の宿泊施設を比較して検討できたり、サイト限定のクーポンなどを活用できるため、予約の際には、宿泊予約サイト(OTA)の利用を検討してみてはいかがだろうか。