ルフトハンザグループ、22年第3四半期は営業利益11億ユーロ 通期見通し引き上げ

ルフトハンザドイツ航空

ルフトハンザグループは、2022年第3四半期(7月〜9月)の業績を発表した。営業利益は11億ユーロを計上し、航空需要の堅調な回復を強調した。

売上高は前年比93%増とほぼ倍増し、101億ユーロに達した。調整後財務・法人所得税前利益(EBIT)は11億ユーロで、ストライキによる影響は約7,000万ユーロだった。営業利益率は11.2%となった。純利益も8億900万ユーロを計上した。旅客数は3,300万人以上、平均座席利用率はコロナ前に匹敵する86%強だった。レジャー客による高いプレミアム需要により、ビジネスクラスとファーストクラスの座席利用率は2019年を超えた。

旅客航空会社の収益が大幅に増加し、全ての旅客航空会社で営業利益を計上した。貨物スペースの供給量は大西洋では増加しているものの、アジア路線では高い需要が継続している。

通期業績見通しも引き上げ、営業利益は10億ユーロ以上、調整後フリーキャッシュフローは20億ユーロ以上を見込んでいる。貨物とMRO事業でも過去最高の業績を予想している。