エミレーツ・グループ、2022年4月〜9月期は12億米ドルの黒字に

エミレーツ航空(エアバスA380型機)

エミレーツ・グループは、2023年3月期の中間決算(2022年4月〜9月)を発表した。

売上高は約153億米ドル、純利益は12億米ドルとなった。新型コロナウイルスによる渡航制限の緩和や解除により、売上高は前年同期より128%増加した。前年同期はいずれも赤字だった。エミレーツ航空、dnataともに利益を計上したものの、燃油費が前年同期比3倍以上になった影響を受けた。流動性は89億米ドルを確保している。

エミレーツ航空の利用者数は約2,000万人で、前年同期から228%増加した。エミレーツ・スカイカーゴは936,000トンの貨物を輸送したものの、旅客便の運航に戻したことから、同じく14%減少している。

今後数か月間、新型コロナウイルス感染拡大前の事業規模に戻し、採用活動にも注力する。引き続き需要は旺盛であるものの、インフレやドル高などの影響を懸念している。期末時点の従業員数は93,893人で、期初より10%増加した。

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