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JAL、機内で使用した紙コップ類をリサイクル トイレットペーパーなどに
日本航空(JAL)と日本製紙は、機内で使用した紙コップ類のリサイクルを、12月から開始する。
当初は東京/羽田〜沖縄/那覇線のエアバスA350-900型機を対象として、機内サービスで使用した蓋・コップ・マドラーを、ダンボールやトイレットペーパーにリサイクルする。紙コップか蓋32個でトイレットペーパー1巻になるという。将来的には紙コップへの水平リサイクルを実現することを目指す。
JALグループではすでに、森林資源に配慮された国際的な認証を得た紙コップを使用しており、蓋とマドラーも同様の認証を取得した紙製の製品へ、10月から切り替えを進めている。
使用済みの食品用紙容器類は、紙にプラスチックを貼り合わせて防水加工した材料から紙繊維を取り出す方法や、紙繊維を取り出した後に残るプラスチックの処置などの技術的観点などから、一般ごみとして焼却しているものの、日本製紙のリサイクル技術で素材を分離し、再生紙繊維を取り出し、再資源化に成功した。10月に富士工場で新たに食品用紙容器のための専用設備を稼働している。