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2013年の旅行トレンド「コスト抑えて回数減らさず」 LCCやクルーズに注目集まる
厳選旅行情報サイトを運営するトラベルズー・ジャパンは、Travelzoo日本、中国、香港、台湾の会員、約2360名を対象に、2013年の旅行動向に関してのアンケート調査を行った。
調査結果によると、2013年の旅行では「コストは抑えめにしたいが、旅行の回数は減らしたくない」傾向にあることがわかった。
「旅行を計画する際、どのようなツアーに興味がありますか?」との質問では、2012年度と比較して、ビーチ/リゾートツアーとともに、10万円を切る割安なツアーが販売されるようになった、クルーズ旅行の人気が高まっているとのこと。
また、「過去1年間にLCCを利用して旅行をしましたか?」との質問に対しては、「はい」と答えた人は17.5%、「2013年にLCCを利用して旅行をする予定がありますか?」との質問に対しては33.6%と、まだまだ限定的。
しかしながら、2012年にトラベルズー発行の週刊メールマガジン「Top 20」で紹介した、LCC利用の旅行商品のクリック率は、全て同週に紹介した旅行商品の平均を上回っており、潜在的ニーズの高さを浮き彫りにしているとのこと。
エアアジアとビッグホリデー・エクスペディアや、ジェットスターとJTBなどが、LCCを利用したパッケージ商品に力を入れており、LCCの利用者も増えていくのではないかと、トラベルズーでは予測している。
また、今回注目すべきは、「2013年は2012年より旅行にお金を使う予定ですか?」との質問に対し、中国では74%もの人が「はい」と回答し、他の中華圏でも半数以上が「はい」と回答した一方、日本ではわずか49%にとどまったこと。
2012年の調査では、日本人の旅行予算は平均37.5万円という結果がだったが、今年はその数字も36.5万円へと減少。その一方で、「2013年は旅行を何回する予定ですか?」との質問に対しては平均回数4.7回と2012年調査時の3.4回と比較して増加している。
アベノミクスへの期待感が、旅行意欲押し上げに影響しているのかもしれませんが、円安による海外旅行へのコスト意識の高まりもあり、実際の消費に反映されてくるには時間がかかる可能性があります。