エアアジアX、7〜9月期はコロナ後初の利益計上

エアアジアX

エアアジアXは、2022年第5四半期(7月〜9月)の業績を発表した。2019年以来となる、2,510万マレーシアリンギットの純利益を計上した。

前四半期は6億5,250万マレーシアリンギットの純損失を計上していた。売上高は前四半期より若干減少し、1億100万マレーシアリンギットだった。定期便の運航正常化による貨物部門の売上高減少を理由としている。

EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)は2,540万マレーシアリンギット、税引前利益は2,380万マレーシアリンギットとなった。供給座席数は前四半期の4倍以上となり、搭乗率は73%に大きく増えた。現預金も7,950万マレーシアリンギットに増加した。

エアアジアXは、4月に定期便の運航を再開。今四半期にはシドニー、コタキナバル、クチンへの運航を開始し、ソウルとデリーへは増便を行った。平均基本運賃はコロナ前の500マレーシアリンギットから、今四半期には625マレーシアリンギットへと増加している。

年末までに週70便以上に運航規模を拡大し、機体の稼働時間も15時間に増やす。機材数はリース機の返却に伴い、6機となった。2023年前半までに13機に拡充し、2023年までにコロナ前とほぼ同じ運航規模に戻す。新路線の開設も予定している。

また、関連会社のタイ・エアアジアXは、売上高が610万米ドル、純損失は5,220万米ドルとなった。

エアアジアXは8月、決算期を6月から12月に変更し、今期は1年半としている。

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