北海道紋別市、観光連携室長の逮捕でお詫び 事実関係調査へ

紋別市

北海道紋別市は、避暑地化推進基本計画策定の業務委託業者の選定に絡む受託収賄の疑いで、観光連携室長の岩井智広容疑者が逮捕されたことを受け、お詫びを発表した。

また、贈賄の疑いで、東京/羽田〜オホーツク紋別線の同日同機材乗り継ぎ”紋別タッチ”の仕掛け人の一人として知られ、メディアなどにも露出していた、前観光連携室長で紋別観光振興公社副社長の中島和彦容疑者も逮捕されている。

紋別市の宮川良一市長は、「本市職員が逮捕され、市民の皆様に対する信頼を揺るがすこととなりましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。市といたしましては、今後の警察における捜査の状況を見守りながら、事実関係を確認し、厳正に対処してまいります。また、公務員倫理の遵守と再発防止に取り組み、引き続き、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントした。事実関係の調査を開始するとしたものの、詳細は未定としている。

12月8日と9日付けの北海道新聞によると、東京都内のコンサルタント会社が選定されるよう、公募時の参加資格を限定するよう働きかけたとしている。このコンサルタント会社は、Go To トラベル事業に絡む不正受給に関わっていたことか2022年2月に判明し、翌月付で委託契約を解除したと報じている。