ヴァージン・オーストラリア、「相互往来の増加期待」 ケアンズ就航前に担当者来日

ヴァージン・オーストラリア(ボーイング737-8型機)

ヴァージン・オーストラリアは、日本への就航発表を前に、ダレン・マクダーモット ジェネラルマネージャー・セールス担当者とニック・ローラック エグゼクティブリーダーシップチーム兼ベロシティ・フリークエント・フライヤーCEO・日本就航担当が来日し、グループインタビューに応じた。

ニック氏は、「ケアンズはシドニー、メルボルン、ブリスベン、パースへのゲートウェイになる。ANAとの共同運航(コードシェア)を拡大し、ベロシティ・フリークエント・フライヤーとANAマイレージクラブで特典航空券などのベネフィットを相互に提供する」とケアンズの利便性をアピールし、「日本からのお客様にオーストラリアに来ていただきたい。相互往来が増えることを期待する」と続けた。

当初のブリスベンからケアンズに就航地を変更したのは、ケアンズが重要なレジャーディスティネーションであることや、ケアンズが便利なゲートウェイになったことによるものとした。航続距離が長いボーイング737-8型機での乗り入れも可能で、「日本市場に早く戻りたかった」(ニック氏)と利点を強調した。

また、ジェットスター航空が日本とオーストラリアを結ぶ路線で欠航が多いことによるオペレーションに関する質問には、「定時率が高久、キャンセル率も低い。シンプルな機材構成でオペレーションが安定している」(ニック氏)と自信を示した。大型機の導入機会は検討しており、まずは単一機材で安定運航を目指すという。アライアンスへの加盟については否定した。

ヴァージン・オーストラリアは、ボーイング737 MAXを33機導入する。ボーイング737-8型機を2023年初めから8機導入し、ボーイング737-10型機も28機導入を予定している。いずれも受領の遅れに伴う影響はないという。