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メサ・エア・グループ、アメリカン航空との契約終了 ユナイテッド航空の運航拡大
メサ・エア・グループは、アメリカン航空との契約を終了し、ユナイテッド航空の運航を拡大すると発表した。
アメリカン航空の不採算事業が続いていることから、事業を合意の上で縮小し、2023年4月3日にアメリカン・イーグルとしての運航を終了する。ユナイテッド航空との契約期間は5年間で、ユナイテッド・エクスプレスブランドで2023年3月から運航する。現在、アメリカン航空との契約により運航しているフェニックス、ダラス、エルパソ、ルイビルの拠点の乗務員や整備拠点を、移行期やそれ以降も引き続き利用することを想定している。
メサは、1992年からアメリカン航空便の運航を開始。これまでに、アメリカン・ウエスト・エクスプレス、USエアエクスプレス、アメリカン・イーグルとして運航を行ってきた。パイロットの賃金の上昇や、業界全体のパイロット不足に伴い不採算が続いており、ユナイテッド航空との新たな契約により、事業環境の改善を見込んでいるほか、メサのパイロットが、新たな協約の恩恵を受けることになるとしている。ユナイテッド航空は、メサが運航するリージョナルジェット約100機により、路線網を拡大できる。
メサでは、流動性を高めるため、CRJ-550型機8機をユナイテッド航空に、余剰のCRJ-900型機11機を第三者に売却する。さらに、余剰機材やスペアパーツの追加売却も見込む。カナダのRASPROと、CRJ-900型機15機のリース条件の改善交渉を行うなど、業績改善に努めてきた。
メサ・エア・グループは、アメリカ・アリゾナ州フェニックスに本社を置く、メサ・エアラインズの持株会社。9月末現在で158機を保有し、1日約306便を運航している。アメリカン航空、ユナイテッド航空、DHLとの契約に基づき、アメリカン・イーグル、ユナイテッド・エクスプレス、DHLエクスプレスのフライトとして運航している。