財務基盤安定化のため、成田・仙台・中部・米子線の撤退を検討しているスカイマーク Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
エアバスA380型機の契約解除をめぐる問題で、逼迫する経営状態の改善を進めるスカイマーク(SKY)は、成田線撤退に加え、仙台・中部・米子線の運休も水面下で検討しています。
スカイマークは国際線進出のために発注していたA380の前払金約260億円が返還されない可能性があることに加え、エアバスから巨額の解約金支払いも求められており、今後は不採算路線の撤退等で財務基盤の安定化を図ります。
匿名を条件に語った関係者によると「成田線運休はほぼ確実。」と話し、さらに搭乗率が低迷している路線のうち、仙台・中部・米子発着路線の撤退をスカイマークが視野に入れているという。
茨城-中部線の直近3ヵ月平均搭乗率22.5%、成田-米子線の同30.3%からみてもわかるように、優先的に赤字路線から見直す動きが出ています。