JR東日本初の特急車両「651系」、3月17日引退へ 大宮で惜別撮影会

E651 草津

常磐線や高崎線で活躍したJR東日本の特急車両「651系」が、3月18日のダイヤ改正で定期運行を終える。これを記念して、同形式を4編成並べた撮影会が東大宮操車場駅構内で開催される。

651系は常磐線特急「ひたち」に使用されていた485系の置き換え車両として、1989年にデビュー。旧国鉄時代の特急車両といえばクリーム色地のいわゆる「国鉄色」が定番だった中、グレーを基調にした斬新なデザインで登場し、そのカラーリングから「タキシードボディ」とも呼ばれた。常磐線系統では「スーパーひたち」として20年以上活躍し、近年は高崎線系統の特急「草津」や「あかぎ」などとして運用されている。

撮影会は4月1日・2日の2日間開催。651系4編成を並べ、全面のLED表示機や側面の方向幕の切り替えもある。ただし、常磐線特急系統の表示はない。訓練用のクモユニ143形の車内見学もできる。1人28,000円で、各日60名募集する。申し込みは3月17日午前10時から「JRE MALL」で受け付ける。完売次第終了する。