ANA国際線新ブランド「AirJapan」、2024年2月就航 787で全席エコノミー324席

ANAホールディングスは3月9日、中距離国際線の新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」の機内仕様と制服を発表した。2024年2月から東南アジアへの就航を予定している。

機材はボーイング787-8型機を使用する。客室は「3-3-3」配列の全席エコノミークラスで324席。シートは合成皮革製で、シートピッチはフルサービスキャリア(FSC)のエコノミークラスと同程度の32インチ(約81センチ)確保した。全席に充電用のUSB type-Aポート、type-Cポートを備える。

客室乗務員の制服はブランドカラーの藍色と曙色を使い、「日本らしさ」が感じられるデザインとした。ボトムスはスカートタイプとパンツタイプの2種類で、シューズは革靴とスニーカーから選択できる。

AirJapanはフルサービスキャリア(FSC)のANA、格安航空会社(LCC)のPeachに次ぐ、グループ第3のブランド。FSCとLCC双方事業ノウハウを活かし、「全く新しい空の旅」を提供するとしている。機内食等のサービスはオプションとして別料金で提供する。具体的な就航地は夏頃に決定し、発表する。中期的には関西空港への就航も計画しているという。

運航はANAHD完全子会社のエアージャパンが担当する。現在はANAブランドの国際線旅客便と貨物便を担っており、AirJapanの運航開始後もANAブランドの運航は継続する。客室乗務員は両ブランドのフライトに乗務する。