JALグループ、「JALunLunブラックフライデー2024」開催 ホノルル片道14,000マイルなど
デルタ航空、羽田発着路線の柔軟な変更を可能とするよう求める 最大2枠、需要変化に対応
デルタ航空は、現在割り当てられている羽田空港の発着枠のうち最大2枠を、任意の路線に利用できるようアメリカ運輸省に対して求めた。
デルタ航空は、新型コロナウイルス後の旅客需要は、発着枠が配分された2019年時点の想定と根本的に異なり、柔軟性を与えることで実需に対応できるとしており、消費者保護、競争促進、公共の利益に資するものとなると主張している。日本の航空会社はアメリカ側の発着空港を自由に選択できることから、アメリカの航空会社は不利な立場に置かれているといい、高い柔軟性を求めている。政府の監視を条件として、試験的に3年間実施することを条件とした。
アメリカ運輸省は2019年8月、羽田空港の発着枠をデルタ航空に5枠、ユナイテッド航空に4枠、アメリカン航空に2枠、ハワイアン航空に1枠の計12枠を追加配分している。デルタ航空は現在、アトランタ、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリス、ポートランド、シアトル、ホノルルと東京/羽田を結ぶ7路線の運航許可を得ている。
このうち、現在も運航を行っていないのは、ホノルルとポートランドの2路線。デルタ航空の東京路線の今年第1四半期と2019年同期の需要を比較すると、アトランタが64%、ロサンゼルスが61%、シアトルが59%、デトロイトが58%、ミネアポリスが46%、ポートランドが42%、ホノルルが18%にとどまっている。ポートランドとホノルルへの就航は冬スケジュールを見込んでいる。
デルタ航空は、東京/羽田路線を現在運航している全米の都市のほか、ボストン、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ニューヨーク/ラガーディア、ソルトレイクシティをハブとしており、東京/羽田とこれらの空港への運航を検討しているものとみられる。
日本の航空会社は、東京/羽田〜ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ線を、全日本空輸(ANA)が3月26日から週10往復、9月1日から1日2往復とするほか、日本航空(JAL)が5月28日から1日2往復に増便する。
アメリカン航空は、柔軟で市場原理に基づいた意思決定を可能とするとして、この提案を支持すると表明した。