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旅のサブスク「HafH」運営のKabuK Style、”偽装請負”疑惑にコメント
旅のサブスク「HafH(ハフ)」を運営するKabuK Styleは、いわゆる「偽装請負」の疑いの指摘について、「指揮監督関係はない」と否定した。本誌が広報担当者に確認した。
KabuK Styleはスタッフ(同社はクルーと定義)の7割を業務委託としていることが、4月27日のテレビ東京系列「カンブリア宮殿」で放映され、SNSを中心に「偽装請負」ではないかと指摘されていた。
「偽装請負」とは、書類上、形式的には請負(委託)契約であるものの、実態としては労働者派遣であるものとされており、労働者の雇用や安全衛生面など基本的な労働条件が十分に確保されないという事が起こりがちであることなどから、違法とされている。東京労働局のウェブサイトでは代表的な例として、「請負と言いながら、発注者が業務の細かい指示を労働者に出したり、出退勤・勤務時間の管理を行ったりしています」と説明している。
KabuK Styleでは、「雇用か業務委託どちらを選択するかは各クルーに完全に委ねている。業務委託契約のクルーに雇用契約のような指揮監督関係はない」とした上で、番組内でも砂田憲治CEOは、「従業員を業務委託契約にしている」という旨の発言は一切していないと重ねて主張した。番組側に確認したところ、番組編集の中で「クルー」を「従業員」という誤った表現で紹介されたことがわかったとしている。
多くの少額の増資は資本戦略上行われているものとしている。4月25日にリニューアルしたコーポレートサイトは、グローバル進出を加速する上で英語で構成しており、現時点で日本語サイトはないという。コーポレートサイトの英語化により、過去のプレスリリースは英訳して公開しており、日本語版はPR TIMESで確認できるとしている。広報担当者によると、砂田CEOは同社での働き方や独自の資本政策について、今後の機会の中でも話す予定であるという。