「パブロン」所持の乗員に刑事手続き開始 ロシアで禁止の麻薬・向精神薬成分含有で

サハリン税関報道部は、ロシアに入港した船舶のロシア人乗員が医薬品「パブロン」を所持していたとして、刑事手続きを開始したと発表した。

この乗員は5月16日、小樽からコルサコフに入港。成分鑑定の結果、ジヒドロコデイン、N-メチルエフェドリン、デキストロメトルファンが、ロシアで流通が禁止されている麻薬・向精神薬成分が含まれていた。所持していたのは、「パブロン」の粉末状と液状のものだったという。

在ユジノサハリンスク日本国総領事館は、「パブロン」を携行してロシアへ入国することを控えるほか、その他の日本製医薬品を購入してロシアへ入国する際には、あらかじめロシアで禁止されている成分を含有していないか確認するよう求めている。