ペガサス航空、100機目の機材を年内受領 新型機への投資継続

ペガサス航空は、IATA年次総会と世界航空輸送サミットの一環として記者会見を行い、好調な業績と拡大計画について説明した。

バルバロス・クバトール最高財務責任者(CFO)、ギュリズ・エズチュルク最高経営責任者(CEO)、オヌール・デデケユ最高商業責任者(CCO)が出席した。ギュリズ・エズチュルクCEOは、2022年には世界で最も営業利益率の高い航空会社になったと語り、地震の影響を受けた2023年第1四半期にも、好調な業績を維持したと胸を張った。

2022年の売上高は24億5,000万ユーロ、純利益4億3,100万ユーロ、利用者数は2,690万人(前年比34%増)となった。好調な業績を背景として、信用格付けも上昇している。世界的な景気減速への懸念はあるものの、2023年の最初の4か月で供給量は31%、乗客数は31%増加した。特に国際線の増加数は43%となり、夏のピークシーズンにはより多くの乗客を迎える見通し。

トルコ建国100周年となる今年、保有機材数は100機を突破する。年内に10機、2024年に21機、2025年に11機のエアバスA321neoを受領するなど、最新鋭機によりネットワークを拡充する。デジタルトランスフォーメーション(DX)やテクノロジー、人材などにも投資する。女性管理職の比率を32%以上にまで引き上げる。

ペガサス航空は、1990年に設立した格安航空会社(LCC)。2005年にESASホールディング傘下となった。イスタンブールのサビハギョクチェンを拠点として、48か国の129都市へ就航している。このうち93都市は国際線で、欧州や北アフリカ、中東、中央アジアへ運航している。