三菱航空機が開発を進める「MRJ」 資料提供:三菱航空機
三菱航空機は、次世代国産リージョナルジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」について、ロールアウトを今秋の10月を計画しています。
8月現在、MRJ試験初号機(機体番号:JA21MJ)は主翼と胴体結合が完了しているほか、プラット・アンド・ホイットニー社製のPW1217Gエンジンの搭載も完了しています。初号機による初フライトは2015年第2四半期頃で、MRJのローンチカスタマーである全日空(ANA)への初号機納入は2017年を目指しています。
MRJはこれまでにANAから25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングス社(Trans States Holdings Inc.:TSH)から100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェスト社(SKW)から200機(確定100機、オプション100機)、ミャンマー連邦共和国のマンダレー航空(LMT)からMRJ-90を10機受注済み。このほか、2015年前半の運航開始を目指すアメリカのイースタン航空は40機(確定20機、オプション20機)の購入に関する覚書を締結しています。