ヴァージン・オーストラリア、東京/羽田〜ケアンズ線を開設　1日1往復を運航

2023年6月28日

ヴァージン・オーストラリアは、東京/羽田〜ケアンズ線を、きょう6月28日に開設した。

当初は2020年3月から、東京/羽田〜ブリスベン線の開設を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響で延期していた。日本発のレジャー需要の回復を見込み、就航地をブリスベンからケアンズに変更した。1日1往復を運航し、全日本空輸（ANA）と共同運航（コードシェア）を実施する。

ボーイング737-8型機の受領遅延に伴い、ボーイング737-700型機を暫定的に投入する。ボーイング737-8型機は今週にも受領し、数週間以内に東京/羽田〜ケアンズ線への投入開始を予定している。

ボーイング737-8型機は、ビジネスクラス8席、エコノミーX30席、エコノミークラス138席の3クラス計176席を配置し、シートはいずれもレザータイプで、シートピッチはビジネスクラスが38インチ（96.5センチ）、エコノミークラスが最大31センチ（75センチ）。エコノミーXは足回りスペースに余裕のある座席で、エコノミークラスよりも40％広い。個人モニターはないものの、スマートフォン等から機内イントラネットに接続することで、映画やテレビ番組の視聴ができる。

エコノミークラスでは機内食やアメニティキットを有料で、ビジネスクラスではアルコールを含むドリンク、アメニティキットを無料で提供する。機内Wi-Fiは有料となる。日本語を話せる客室乗務員が機内サービスを担当する。座席指定と預け入れ手荷物についてはいずれのクラスも無料となる。

初便のVA77便は、ケアンズを定刻から1時間25分遅れの午後2時20分に出発し、東京/羽田には同約1時間40分遅れの午後9時42分ごろ、140番スポットに到着した。折り返し便のVA78便は、午後10時20分にケアンズにに向けて出発する見通し。