羽田発函館行きJAL機、着陸時に予備燃料不足 重大インシデント認定

JAL(ボーイング767-300型機、JA615J)

日本航空(JAL)は、7月12日の東京/羽田発函館行きJAL585便(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA614J)で、着陸時の予備燃料が社内規程量を下回った。国土交通省は重大インシデントに認定した。

同便は、午前7時43分に、乗員9名と乗客249名の計258名を乗せて羽田空港を出発。函館空港と代替空港である新千歳空港の天候を考慮し、法定燃料を満たした飛行計画を決定した。午前9時と午前9時19分に函館空港で視界不良により着陸をやり直した後、目的地を新千歳空港へ変更した。

午前9時35分には、着陸時に残存させる予備燃料が社内規定となる30分間の飛行可能な燃料を下回る可能性を考慮し、管制官に優先的取り扱いを要求し、新千歳空港には午前9時49分に着陸した。着陸時には社内規程の30分間飛行が可能な量である4,200ポンドを下回り、25分間の飛行が可能な量に相当する3,400ポンドだった。その後、新千歳空港で燃料を搭載し、午前11時2分に再出発。函館空港には午前11時41分に到着した。

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