伊丹空港が大規模改修 45年ぶり

伊丹空港

伊丹空港、全面リニューアル後の完成イメージ 新関西国際空港会社資料より

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2020年東京五輪に向けて、大規模改修が実施される伊丹空港 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner=14年1月

 新関西国際空港会社はこのほど、伊丹空港の大規模改修を発表しました。現在のターミナルが1969年に開港して以来、45年ぶりとなる大幅なリニューアルで、2020年東京五輪開催前のグランドオープンを目指します。

 「Speedy&Smart(スマート&スピーディ) 都市型先進空港 ITM」と銘打った今回の伊丹空港ターミナル改修プロジェクト。

 改修後は出発と到着時の動線をスムーズなものに構築し、保安検査場の拡張や制限エリア内に23基ムービングサイドウォークを設置するほか、分散している到着口を中央2階に集約するなどビジネスユースへの対応を強化します。

伊丹空港

伊丹空港、改修後の到着動線イメージ 新関西国際空港会社資料より

 また、小型機対応フィンガーも新設し、全日空(ANA)と日本航空(JAL)が今後導入する三菱航空機の国産リージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の小型機にも搭乗橋でスムーズに乗降できるよう改修します。

伊丹空港,MRJ

小型機対応フィンガーの新設で、三菱航空機「MRJ」等の小型機にも搭乗橋利用でスムーズな乗降が可能に 新関西国際空港会社資料より

 店舗エリアも大幅にリニューアル。中央2階到着ロビー両サイドに飲食・物販の2つのテーマゾーンを展開し、中央3階はダイニングスペースを展開、出発エリアも選びやすく買いやすい物販店やカフェ、コンビニ等を設けます。

 展望デッキは現行スペースを拡張するほか、イベントエリアの拡充、照明をLED化、高効率な空調システムを導入するなど、環境にも配慮します。

伊丹空港,展望デッキ

改修後の展望デッキイメージ 新関西国際空港会社資料より

 工事は2015年春より初め、2016年秋には中央エリアを先行オープン。先行オープン時には到着口の中央集約、ペデストリアンデッキの新設、中央の店舗エリアのリニューアルなどを予定し、全館のグランドオープンは2020年春頃になる見込みです。

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改修後の出発動線イメージ 新関西国際空港会社資料より

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ペデストリアンデッキ新設で、チェックイン前の動線がよりスムーズに  新関西国際空港会社資料より

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到着口、リニューアル後のイメージ 新関西国際空港会社資料より

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制限エリア、リニューアル後のイメージ 新関西国際空港会社資料より