ヘルシンキ・ヴァンター国際空港、第2滑走路改修工事の第1段階を終了

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港

空港運営会社のフィナヴィアは、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の第2滑走路改修工事の第1段階を、9月15日に終了した。

2年間かけて行われているプロジェクトで、今夏の第1段階は5月2日に開始。滑走路北端、横断滑走路の再舗装を中心に工事が行われ、同時に下水道や滑走路下の電気系統も改修した。総工費は930万ユーロ。

工事期間中、着陸機の方角が通常と異なり、空港北東部やケラヴァ方面からの着陸が増加していたものの、工事終了に伴い、通常通りの経路に戻し、3本の滑走路を通常運用としている。

ヴァンター国際空港の最初の滑走路は、1952年のヘルシンキオリンピックに合わせて完成した。第2滑走路の整地と掘削工事は1953年に始まり、1956年に長さ1,800メートルの滑走路が完成した。両滑走路はその後に延長され、第2滑走路は1973年に現在の長さ、2,900メートルとなった。3本目の滑走路は全長3,000メートルで、2002年に完成した。

工事は2024年夏にも行われ、南端の改修や、ナビゲーションと航空航法装置を交換する。