高速バスのフルフラット座席、国土交通省がガイドライン公表
美杉観光バス、乗務員の判決受けてお詫び ふじあざみライン死傷事故
美杉観光バスは、2022年10月13日に静岡県小山町の県道・ふじあざみラインで発生した事故で、乗務員に対する判決が言い渡されたことを受け、お詫びを発表した。
この事故は、クラブツーリズムが主催した「ふじあざみラインで行く富士山五合目&駿河湾クルーズ フルーツ&海鮮10種持ち帰り!金目鯛など伊豆の幸御膳」と題した日帰りバスツアーの催行中、ふじあざみラインでクラブツーリズムのツアー客を乗せた観光バスを横転させ、1名が死亡、10名が重傷、18名が軽傷を負ったもの。
テレビ静岡によると、9月26日に静岡地裁沼津支部で乗務員に対し、禁錮2年6か月の実刑判決が言い渡された。フットブレーキを使い続けることでブレーキが利かなくなる「フェード現象」が原因とした。
美杉観光バスに対しては、国土交通省関東運輸局が今年3月に行政処分を実施。4回の特別監査で、乗務等の記録義務違反や運行指示書の作成等義務違反、事故の届出違反などが認められたことから、16両を約1か月間使用停止の処分を受けた。