EU、出入国管理システム「EES」と渡航情報認証システム「ETIAS」の導入を再度延期 ETIASは2025年春予定

欧州連合(EU)

欧州連合(EU)は、新たな出入国管理システム「Entry/exit system(EES)」と欧州渡航情報認証システム「European travel information and authorisation system(ETIAS)」の導入を再度延期する。

EESは2024年秋、ETIASは2025年春の導入を見込んでいる。EESは、EESを利用する国への出入国時間や出入国場所、パスポート等の情報、顔写真や指紋情報を記録するシステム。入国拒否となった記録も残る。180日以内に90日以内の短期滞在をする非EU国民を対象とする。EES導入により、スタンプの省略と出入国審査の自動化がされる。

ETIASは、日本を含むビザ免除対象国60か国の国民がヨーロッパのETIASを利用する30か国に入国する際、事前にオンラインで申請し承認を受ける必要があるシステム。一度承認されると、3年間かパスポートの有効期限のどちらか早い方まで有効となる。

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